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飲食店ユニフォームの購入。着心地を左右する、生産の3工程とは?

安定した品質のユニフォームを大量に生産する仕組みのもとに工場で生産されています。ここで大切なのが、デザイン画から製品化するまでの「パターンメイキング」「グレーディング」「マーキング」という3工程。この工程のクオリティが低いと、ユニフォームの着心地やシルエットが悪くなってしまいます。飲食店のユニフォームなど、体へのなじみや動きやすさが大切なユニフォームはとくに、この工程で製品の良し悪しが決まると言っても過言ではありません。

製品の価値を左右するこの3工程では、具体的にどんなことをしているのでしょうか。普段はあまり注目されることがありませんが、ユニフォームの製品化にとって非常に重要な「パターンメイキング」「グレーディング」「マーキング」の作業内容に迫ります。

着心地やデザインを左右するパターンメイキング

ユニフォームを作る最初の工程は、「パターンメイキング」です。これは、デザイン画をもとに形を読み取って「袖」や「身頃」、「ポケット」などのパーツを忠実に平面展開図に起こす作業です。ポイントは、平面図を立体的に裁断・縫製した時に人の体になじみ最適なシルエットになるように計算して作ること。ドレープや伸縮性など、生地が変形する特性も考える必要があります。また、飲食店のユニフォームのようにたくさんの数量を工場で生産する場合、加工のしやすさも大切です。

パターンメイキングには、平面製図法(ドラフティング法)と立体裁断法(ドレーピング法)の2種類があります。平面製図法は、紙にパーツの形状を描いていきます。数値をもとに形にしていくので、仕上がりがパタンナーのスキルに左右されにくく、短時間で安定した製品を作ることができます。一方、立体製図法はボディ(マネキン)に布を当てて型紙を作成していきます。パタンナーのスキルに依存した方法ですが、立体でシルエットを確認でき、デザインをイメージどおりの形にしやすいというメリットもあります。

どちらの方法を用いるにせよ、パターンメイキングはユニフォームの着心地やデザイン、生産効率にまで影響する非常に重要な工程です。

バランス良くサイズアップ・サイズダウンさせるグレーディング

パターンメイキングで作成される型紙は1種類ですが、ユニフォームにはS、M、Lというサイズ展開が欠かせません。グレーディングは、基本となる型紙をもとに、これを拡大・縮小してさまざまなサイズの型紙を作ることを言います。婦人服の場合、基準となる9号を拡大・縮小して5〜13号くらいに展開していきます。

グレーディングの難しいところは、全てのパーツのサイズを単純に比例して拡大・縮小すればいいわけではなく、もとのシルエットやデザインを保ったままサイズ展開できるように、全体のバランスを考えながら拡大・縮小量を算出しなければならないところ。これが適切にできていないと、サイズによってシルエットや立体感が大きく変わってしまいます。

ただ、最近ではグレーディングシステムによって自動計算することが可能になっています。このシステムには、ボディ、アイテム、ブランドごとに各パーツの計算方式がシステムに組み込まれています。デザインの分類コードなどを入力するだけで全てのパーツの拡大・縮小量が自動的に計算され、正確なサイズの型紙が出来上がります。

ユニフォームの価格に直結するマーキング

マーキングは、「型入れ」「型置き」とも言われ、ユニフォームの全パーツを生地にレイアウトする作業を言います。このとき、できる限り生地のロスを抑えることが大切。どのようにパーツを配置すれば生地を最小に抑えられるのか、テトリスのようにシミュレーションを行いながら算出します。

実は、ユニフォームを製品化する上で生地はかなり高い割合を占めています。ここでいかに生地の使用量を少なく抑えるかで、生産コスト、つまりユニフォームの価格が大きく変わってきます。

また、生地にどのように配置しても良いというわけではなく、方向性のある生地の場合はパーツの方向をそろえなければなりませんし、柄の合わせも正確にしなければなりません。もちろん、作業効率も大切なので、非常に難しい工程です。

こちらも最近はCADによるマーキングが可能になっています。システムが自動で最適な配置を提案してくれて、さらにロス率まで計算してくれるので、手作業に比べると圧倒的に生産効率が高くなります。

まとめ

見た目だけでは分からない、ユニフォームの価値がある

こうして作られた型紙は、縫製仕様書にまとめられ、アパレルメーカーから縫製工場に送られます。工場では、50m程もある生地をミルフィーユのように重ね、仕様に従って裁断していきます。すると、何十着分もの大量のパーツが一気に出来上がるというわけです。

ユニフォームは、工場の生産ラインにのせてしまえば簡単に大量生産が可能になります。しかし、着心地の良さや安心の価格・品質があるのは、そこに至るまでの知恵や技術があるからこそ。見た目だけでは分からない、ユニフォームの価値が存在しています。

飲食店の味方.comで提供しているユニフォームも、製造工程の中でさまざまなプロの技が発揮されています。そんなことを頭の片隅に置きつつ、ぜひユニフォーム選びを楽しんでくださいね。